毛嚢炎(もうのうえん)とは、毛穴(毛包)に細菌が侵入・増殖して炎症が起こる状態のことです。見た目は白ニキビや赤いぶつぶつのような形で現れ、かゆみや軽い痛みを伴うことがあります。脱毛施術後に毛穴が開いた状態のときに細菌が入り込みやすいため、施術後のケアが不十分な場合に起こりやすいトラブルです。
脱毛後に毛嚢炎が起きやすい理由は、照射による熱で毛穴が一時的に開き、バリア機能が低下した状態になるからです。この状態で不衛生な環境(汗をかいた後・浴槽への入浴など)にさらされると、黄色ブドウ球菌などが毛包に侵入しやすくなります。
予防の基本は施術後のアフターケアの徹底です。施術後24〜48時間は、毛穴が開いている状態のため「汗をかく運動」「長湯・浴槽入浴」「サウナ」「自己処理(カミソリ)」を控えるよう指導することが大切です。シャワーは問題ありませんが、患部をごしごし擦らず優しく洗うよう伝えましょう。
もし毛嚢炎が広範囲に出た場合や、膿が多い・発熱を伴う場合は皮膚科の受診を促すことが適切です。軽度であれば清潔を保ちながら自然軽快することが多いですが、スタッフとして症状の程度を見極め、適切に対応することが信頼につながります。