パルス幅

パルス幅とは、1回の照射において光が出ている時間の長さのことで、通常ミリ秒(ms)単位で表されます。脱毛の照射設定において、フルエンス(エネルギー量)と並んで重要なパラメーターです。パルス幅が短いと瞬間的に高い熱が発生し、長いと緩やかに熱が伝わります。

脱毛においてパルス幅は「毛の太さに合わせて選択する」ことが基本です。太い毛・濃い毛には長めのパルス幅で熱をじっくり届け、細い毛・産毛には短めのパルス幅で集中的にエネルギーを与えます。適切なパルス幅を選ぶことで、毛包へのダメージを最大化しながら、周辺の正常な皮膚組織への影響を最小限に抑えられます。

パルス幅の設定を誤ると、毛が十分に反応しない「効果不足」や、皮膚への熱ダメージによる「炎症・火傷」が起こります。特に色素が多い肌(日焼け肌・色黒の肌)に対しては短めのパルス幅と低フルエンスの組み合わせで安全性を確保することが鉄則です。

施術スタッフとしては、使用する機器のパルス幅の調整範囲を把握し、毛質チェックの結果に基づいた適切な設定ができるよう訓練することが重要です。メーカーの推奨設定を基準にしながら、お客様ごとの反応を見ながら微調整する判断力を養いましょう。