休止期

休止期(テロジェン)とは、毛周期の最終段階で、毛が自然に抜け落ちるのを待っている静止した状態です。この時期、毛根は皮膚の浅い位置に移動し、毛乳頭との接続が完全に切れています。やがて古い毛は抜け落ち、新たに毛母細胞が活性化することで次の成長期が始まります。

脱毛施術において、休止期の毛に照射しても効果はほぼ期待できません。毛根内のメラニン色素が著しく減少しているため、IPLやレーザーのエネルギーがターゲットを見つけられず、毛包へのダメージが入らない状態です。また毛乳頭もすでに非活性化しているため、仮に熱が届いたとしても次の成長への抑制効果が期待しにくい状態です。

体の部位によって異なりますが、休止期は毛周期全体の10〜20%程度を占めるとされています。この期間が長い部位ほど、施術後に「毛が抜けない」と感じやすい傾向があります。

サロンスタッフがこの知識を持っていることで、施術後のお客様からの「全然抜けないんですけど」という不安の声に対して、「休止期の毛は次の成長期に入ってから効果が出ます」と根拠を持って答えられます。お客様の信頼を維持するために欠かせない基礎知識のひとつです。